こんにちは キウイです!
僕の好きな堀口珈琲のブレンドがリニューアルしたということで飲んでいきたいと思います!
☕本日の一杯☕
- 堀口珈琲のブレンドとは
- それぞれのブレンドの特徴
- どんな人におすすめ?
以上のことを解説していきます!
堀口珈琲のブレンドのコンセプト
堀口珈琲のブレンドは普通のブレンドとは真逆の考え方をしています。
普通のブレンドはそれぞれの豆の足りない部分を,混ぜることによって補い合うという考え方をしています。
逆に堀口珈琲では豆の個性を活かしながら,それらが合わさることによって生まれる今までにない香りを求めてブレンドしています。
このようなブレンドを,僕は勝手に「攻めのブレンド」と呼んでいます笑
攻めのブレンドが生まれたきっかけは,スペシャルティコーヒーという概念が生まれ,高品質で個性的な豆がたくさん出回るようになったおかげだそうです。
確かに,塩コショウだけの時よりも,スパイスやハーブなどの調味料がそろっている方が,料理の味は複雑になりますよね。
また,シングルでも補う必要がないくらい美味しいコーヒーになったからというのも理由でしょう。
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実際に飲んだ感想
ブレンドの順番通りに正直レビューしていきます!
#1 BRIGHT & CITRUSY
ハイローストということで,今回紹介する中で一番浅い焙煎度のコーヒーとなっています。
深煎り好きの意見としては…酸味が強すぎなくて飲みやすいコーヒーでした!一番浅いブレンドということで強い酸味を覚悟していたのですが,いい意味で裏切られました笑
一番近い食べ物で例えると,グレープフルーツでしょうか。ブレンド名の通りシトラス系の酸味とほのかな苦みがグレープフルーツのようでした。余韻には綿あめのような焦がし砂糖の香りを感じました。
過抽出になるとえぐみが出てしまったので,細挽きは控えて気持ち早め(目安は2分半以内)で抽出してあげると良い感じです!
#2 FLOWERY&JUICY
2番目に浅いブレンドながらシティーロースト,つまり中煎りで意外に深くて驚きました。
公式では果実感たっぷりのフルーツバスケットのようなイメージです。
僕は香ばしさもあるのでフルーツタルトのように感じました。
また穏やかな苦みもあるので,余韻はフルーティーな高級チョコレートのようでした。
酸っぱい印象や嫌な雑味は無く,すっきりとしているので体に染みわたるような,まさにジューシーなコーヒーでした。
#3 MILD&HARMONIOUS
リニューアル前の3番を飲み,ここまで美味しい中煎りがあるのかと感動した,思い出のブレンド。
旧3番は酸味とコクのバランスが素晴らしく,思わず笑みがこぼれるような印象でした。
果たしてリニューアル後は…残念ながら少し物足りなくなってしまいました。
コンセプトとしては,「カップのコーヒーがいつの間にか無くなっているような珈琲」を目指したようなので,その点ではドンピシャかもしれません。
ただ,飲んだ時のストレスがなさ過ぎて凡庸に感じてしまったので,旧3番の圧倒されるようなバランスの良さを求めてしまいます。攻めのブレンド,期待しています。
#4 SPICY&WHISKY
複雑さと妖艶さを表現したブレンド。
僕はおにぎりを巻いている海苔のような雰囲気を感じ,中学生の部活を思い出しました笑
調べてみると似たような香りを持ったウイスキーもあるらしく,ヨード香というようでした。
ブレンドに含まれているマンデリン オナンガンジャンが海苔のような滑らかさと海藻のような複雑さを生み出しているのかもしれません。
気になった方は是非お試しください!
#5 SMOOTH&CHOCOLATY
王道で,これぞ珈琲と言いたくなるようなブレンド。
それでいて面白みがない訳ではないのがすごいです!
人気の喫茶店で出てきそうな,酸味は控えめで苦みもやさしい,飲みごたえがあって余韻には甘い香りが残る珈琲です。
ショートケーキやフルーツタルトなどの甘いスイーツともよく合いそうです!
ペーパードリップで淹れるとトロっとして質感が特徴的でした。
ネルドリップで淹れてあげるとさらにトロっと感が強調されてワンランク上の味わいが楽しめました。
また,このブレンドが好きな人はネルドリップのコーヒーも絶対好きなはずです!
意外に安くではじめられるので,気になったら是非お試しください!
初めてのネルドリップにはこちらがおすすめ!
#6 WINEY&VELVETY
6番もリニューアル前から好きなブレンドです!
新しい方は…多少変わったけど,方向性は同じでした!
豆がつやつやになるほど深煎りなのに,発酵感というか果実感がすごくて,まさにワイニー!
リニューアル前よりどっしりして飲みごたえが増したのに,変わらないフルーティーさがすごいです!香りが強くなったからか,甘みも増したように感じました。
苦みと酸味が綺麗に調和した個性的なブレンドです!
#7 BITTERSWEET&FULL-BODIED
7番は堀口珈琲の象徴ともいわれるくらい完成度の高いブレンドです。
ビターチョコレートという表現が一番近いかもしれません。
酸味はほとんどなく,やわらかい苦みが口に広がります。最後には甘い余韻が広がります。
ペーパードリップで淹れたのにネルドリップのようなトロっとした舌触りになり驚きました。
5番と似た印象ではあるのですが,こちらの方がより深くて苦いです。
合わせるものとしては,ガトーショコラやチーズケーキなどのまったりとしたものがおすすめです!
リニューアル前の7番はなぜかうまく淹れられず,味気ない印象でした。
でも,新バージョンは上手く淹れられてとても美味しかったです。
前に購入した時と比べて,ドリップ技術が向上したのかもしれません笑
じっくり入れるのがおすすめです!
定番のコーヒーとしてまた買いたいと思います!
#8 STOUT&WILD
店員さん曰く,8番が一番変わったらしいので個人的にとても気になっていたブレンドです。
旧バージョンは苦みが強く,パンチがあったワイルド感がありました。
リニューアル後の8番はエレガントと表現されていて,ブレンド名がワイルドなのにエレガントとはいったい…?と戸惑っていました。
実際に飲んでみると,パンチはあるのですが前ほど強い苦みは無くなっていて,かわりにカシスのような爽やかさな清涼感が広がります。深煎りにしたコスタリカのゲイシャを使用しているようで,新たな可能性を感じました。
6番は深煎り×酸味,8番は深煎り×香りで,ほかにはない複雑さを表現しているように感じました。
#9 SMOKY&SYRUPY
ブレンドの中で唯一のイタリアンロースト。見た目からもうテッカテカです!
飲んだ感想としてはスモーキー。ここまで深く煎られているのに,苦みはほどほどなので驚きました。
スパイシー,フルーティー,ハーブなどの要素は無く,純粋なスモーキーさを楽しめます。
飲み込んだ後の余韻にはスモーキーさだけではなく,お肉とかレザーのような複雑な余韻が感じられました。
イタリアンローストを飲む機会はほとんどないので,普段感じない刺激的なコーヒーを楽しむことができました!
まとめ
総評としては,全体的にグレードアップしているように感じました。
#3の変更は少し悲しいですね…
しかし,一度決まったものでも改善していくというのは,とても素晴らしい試みだと思うので,これからも堀口珈琲を応援していきます!
苦みが控えめのすっきりしたコーヒーをお求めの方には1.2番
マイルドで王道なコーヒーが楽しみたい人には3.5.7番
個性的な深煎りを飲みたい方には6.8.9番をおすすめします!
僕としては6番が一番好みでした。
今気になっているのは,コスタリカのサンタテレサです。購入した際にはレビューしようと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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