本日の一杯
こんな方に向けた記事になっています!
- 美味しいコーヒーが飲みたい!
- コーヒーにはどんな種類があるのか知りたい!
- コーヒーの知識を付けたい!
- 美味しいコーヒーとは何か考えている
- 自分の好みの探し方がわからない
コーヒーは身近にあるのに,奥が深くてこだわり出すときりがない趣味としての側面を持っています。
そんなコーヒー沼に片足を突っ込んだ人に向けて記事を書いてみました!
もちろん片足どころか頭まで使ってる人でも楽しめるようになっています笑
ゆっくりしていってくださいね!
自己紹介
こんにちは! キウイと申します。少しだけ自己紹介させてください!
大学一年生の時にコーヒーの魅力を知り,抽出 焙煎 ラテアートなどが趣味になった理系大学生です!コロナの影響で休業してしまったのですが,以前はカフェで働いていました!
大学では200人規模のコーヒーサークルで代表をしています!
KHDCというハンドドリップの大会で優勝した経験もあります。
そのため,僕の好きなコーヒーはいろいろな人にもウケる味だと思います。
また,いろいろな人のコーヒーに関する質問に答えたり,好みについて知っています。
自分の好みが分からない…という方にも有益なアドバイスできると思います!
好みのコーヒーの探し方
まず,コーヒー味を大きく決める要因が焙煎度です。好みの焙煎度を見つけましょう!
僕は焙煎度を大きく4つに分けて考えています。
- 酸味主体で苦みは無く,豆の個性がダイレクトに出る浅煎り
- 苦みと酸味のバランスが良く,浅煎りと深煎りの良いとこどりをしている中煎り
- 苦み主体ながら,穏やかな酸味によって複雑さが表現された中深煎り
- 苦み主体で酸味は無く,トロみがありどっしりとした印象の深煎り
特に深煎り寄りのものが好きなので,中深煎りと深煎りで分けています。
「苦いコーヒーは嫌だ」という人には中煎りを,
「酸っぱいコーヒーは嫌だ」という人には中深煎りをおすすめします。
理由は,お店によって焙煎度の基準は違うからです。
マイルドなものを選ぶことで極端なものが出てくる可能性を低くすることができます。
間違えてほしくないのは,極端に浅煎りや極端に深煎りを否定しているわけではないです。
むしろ,僕は好きです!笑
でも,自分の好みを知るという場面ではおすすめしません。
好みを知ってからクセのある方に行っても遅くないです!
おすすめのコーヒー屋さんとしては堀口珈琲を推しています!
単純に僕が好きなのが理由ですが,ブレンドが9種類もあって好みを知るにはうってつけです。
なかでも浅煎りは#1,中煎りは#3,中深煎りは#5,深煎りは#7がおすすめです。
奇数番は安定したおいしさ,偶数番は少し癖のあるラインナップになっています。
#1#5#7が100gずつ入ったお試しセットもおすすめです!
堀口珈琲をもっと知りたい人はこちら!
コーヒーの履歴書
ここからは超個人的なお話です。興味ある方だけ読んでいってください笑
僕のコーヒーの好みの変化について書いているので,少しは参考になると思います!
ブラックのコーヒーが飲めるようになったきっかけ
僕の家にはいつもコーヒーメーカーでつくられたコーヒーがありました。
小学校低学年くらいの時には砂糖をガンガン入れた,甘ったるいカフェオレを飲んでいました。
そんな僕がブラックで飲めるようになったのは,校外学習がきっかけでした。
関西に住んでいたので,奈良公園に行っていろんな文化財を巡るという内容でした。
僕たちの班は早くに回り終わったので,休憩所(案内所)で休んでいました。
そこで水やお茶などと一緒にコーヒーがあったので,何となく飲むことにしました。
めちゃめちゃ図々しいですね笑
話を戻すと,その時飲んだコーヒーが全然苦くなくて,すっきりしていたんですよね。
確かアメリカンコーヒーだったんですけど,その意味なんて知る由もありません。
美味しかったので,追加で2杯くらいおかわりしました笑
何であれ,ブラックでコーヒーを飲んだという自信から,少しずつブラックで飲むようになりました。
思い返すと,カフェオレの砂糖がだんだん減って苦みに慣れていったことと,浅い焙煎のコーヒーで苦いというイメージが変わったことが,コーヒー好きになった要因かもしれません。
僕は深煎りが好きなのですが,コーヒーの原点は浅煎りだというのは不思議ですね。
ここら辺の味覚の話は『コーヒーの科学』に詳細が書いてあります。
こちらでめちゃめちゃ詳しく解説しています!
浅煎りアレルギー発症
そんなこんなでコーヒーを常飲するようになったのですが,家族が深煎りが好きということもあって,コーヒーの中に酸味があるなんてことは気づいていませんでした。
そんな僕が浅煎りコーヒーというものを初めて知ったのは,コーヒーサークルの体験でした。
その時の感想は「なんだこれ。すっぱ!美味しくない!」でした。
そんなこんなで,無事に浅煎りアレルギーを発症しました笑
雰囲気や先輩の人柄に惹かれ入会したものの,正直コーヒーに対しては期待していませんでした。
しかし,毎週開かれるサークルに参加するうちに,その認識は変わってきました。
世の中には酸味が主体のコーヒーと苦みが主体のコーヒーがあることをそのとき知りました。
中でもサークルのオリジナルブレンドはチョコレートを連想するような風味でとても気に入りました。
深煎り寄りの酸味がほとんどないものが好み,という認識ができました。
成人して味覚が変化
浅煎りアレルギーのまま二十歳を迎えました。
そして,飲み会に参加することが多くなりました。
すると,最初は美味しくなかったビールやハイボールがおいしく感じるようになりました。
同じタイミングで嫌いだったキノコやナスが好きになったことから味覚の変化を実感しました。
「今なら浅煎りのコーヒーも飲めるんじゃないか。」
こう思った僕は,サークルの浅煎り好きがおすすめしていたライトアップコーヒーに行きました。
夏だったのでコールドブリューの飲み比べセットを頼みました。
3種類のコーヒーが提供されたので,さっそく飲んでみると
「酸味があるけど飲める!あれ,美味しいぞ!」
中でもルワンダはアンズのような,甘酸っぱい雰囲気でめちゃめちゃ美味しかったです。
これが浅煎りを飲めるようになったきっかけです!
今考えると,コールドブリューは香りを感じやすいので浅煎りの良さが強調されるんですよね。
味覚が変化したわけではなく,コールドブリューの浅煎りならもともと飲めた気がします笑
今でも浅煎りはコールドブリューで飲むのが好きです!
そういう意味で浅煎りを飲めるようになったのは,割と偶然だったのかもしれません
浅煎り克服にはコールドブリューを選んでみるのがおすすめです!
現在の好きなコーヒー
浅煎りコーヒーを飲めるようになってからは,ひたすらいろいろなコーヒーを飲みました。
そんな今の僕が好きなコーヒーは大きく分けて2種類です。
1つ目は安定したおいしさの日常的に飲みたくなるもの。
2つ目はコーヒーのとらえ方が変わるような突飛なもの。
ということで,真面目なやつと変わり者のような真逆の性質も持っています。
1つ目は中煎り~深煎りの「バランスが良い」コーヒーです。
特にナッツ系やチョコレートのような香りが好きです。
堀口珈琲の#5#7のような方向性です。
2つ目は個性が強い浅煎りのものが多いのですが,中には深煎りもあります。
浅煎りは,がっつりフルーツが連想できるもの,中煎りや深煎りは焼き菓子やワインを連想できるようなものが好きです。
こっちはエルパライソ農園のライチや,ライトアップコーヒーのブルンジ,堀口珈琲の#6などです。
ここに行きついたのは,様々なコーヒーを飲んでいるといわゆる「普通のコーヒー」に飽きてきます。
「普通のコーヒー」とは特徴がなく,記憶にも残らないコーヒーです。
そこで特殊な品種や精製方法の,「変わったコーヒー」を求めるようになりました。
現在のコーヒー業界でも個性を求めるような風潮が強いと感じています。
そうなってくると,逆に定番のようなコーヒーが新鮮になってきました。
ですが定番は定番でも「普通のコーヒー」では満足できません。
個性はそこまで無いけど記憶には残る,そんなコーヒーが好きですね~。
それは単に品質が良いというだけではなく,カップになるまでの丁寧さや雰囲気,自分で淹れる楽しさなど,飲み物の域を超えてますます趣味としての領域に踏み込んでいる気がします。
まとめ
ざっくりまとめると,
- コーヒーの好みは焙煎度によって大きく分類できる!
- 酸味や苦みには徐々に慣れていくことが重要!
好きな焙煎度がわかったら,ひたすらいろんなコーヒーを飲んで,世界を広げていってください!
たまには,あえて好みの真逆をいってみるのも面白いですよ!
もしコーヒーを克服したかったり,好みの焙煎度以外も楽しみたい!という人には
深煎りはカフェオレやカフェラテ,浅煎りはコールドブリューコーヒーからスタートするのがおすすめです!
コーヒーのとらえ方を変えるのは,知識や評判ではなく,いつも決まって1杯のコーヒーです。
価値観をひっくり返すようなコーヒーに出会うのはとても素敵な体験です。
そんな体験を,この記事をきっかけにたくさんの人がしてくれたらいいなと思っています!
結論!いろんなコーヒーを飲みましょう!笑
最後までお読みいただきありがとうございました!
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